第3回 ルン・ジゥェ倶楽部レポート(2017年7月22日配信分)

5月末のクリスティーズから少し時間が空きましたが、この間ミャンマー・ヤンゴンにあるルン・ジゥェのアトリエに2回訪問し、いろいろとお話をしてきました。

ご本人もご家族も7月28日から開催される銀座のシンワアートミュージアムでの展覧会を心から楽しみにしておられます。

今回は、残念ながら、ルン・ジゥェご自身の健康への配慮とご家族の事情から、展覧会オープニングに来日することを見合わせることになってしまいました。

【ルン・ジゥェ贋作発見!】

さて、前回のヤンゴンでギャラリー巡りをしていて、ルン・ジゥェの贋作を見つけてしまいました。

ヤンゴン内では有力なギャラリーだったのですが、ギャラリストが、2004年のいいルン・ジゥェがあるというので興味津々。なかなかよい作品でした。

値段を聞くと4000US$、我々が取り扱っている68x68cmの作品の4分の1以下の小さい作品でしたのが、購入を検討開始。

作品を手に取りよく見てみると、ルン・ジゥェのサインが確かにルン・ジゥェと書いてありましたが、何か気持ちの悪いサインです。

早速、ルン・ジゥェの息子さんにサインの画像を送りました所、すぐさま、「このサインは違うよ!」との返事。

よく見ると最初の「L」の向いている角度が違う、最後の「we」の書き方が明らかに異なる。似せてあるだけに殊更違いが目立つ結果になっていました。

危ない所でした。

やはり有名作家にはいつでも真贋リスクが伴います。作家ご自身とファミリーと懇意にしていることはこのリスクを大幅に減らしてくれることを改めて実感しました。

もちろん、今回の展覧会で我々の取り扱うルン・ジゥェ作品は、作家自身から直接お借りしていますので、全てが真作です。

それでは、皆さんとは7月28日午後5時半から開始のルン・ジゥェ展覧会のオープニングでお会いするのを楽しみにしております。 当日、シンワアートミュージアム(銀座7-4-12)でお会いしましょう!