第6回 ルン・ジゥェ倶楽部レポート(2018年10月16日配信分)

サザビーズ香港でルン・ジゥェ作品、エスティメート上限突き抜け落札!

ここ香港でも、中秋節・国慶節を境に、秋の香りが漂い始めてきました。上海蟹も解禁となり、味覚の秋、芸術の秋に突入!
香港では、サザビーズ香港の秋季拍賣(オークション)に合わせて、数多くのアートイベントが開催され、アジア中のコレ
クター達が香港に集結して、様々な社交の場が繰り広げられることとなります。

今回のサザビーズ香港は、アジアと欧米のコンテンポラリーアートを組み合わせたイブニングセールを始め、ワインなど様々なアイテムのオークションかが開催され、大成功を収めたようようです。

その中で、10月1日の午前10時からの、Modern and Contemporary Southeast Asian Art(近代 的・現代東南アジア
芸術)と題したオークションでは、盛り上がるアジアのアート作品が次々と競りにかけられていきました。

その中でも、ミャンマーは、最後のフロンティアと呼ばれながらも、インドネシア、ベトナムやフィリピンの目を見張るような経済成長からは大きく水を空けられ、まだまだアート価格にも大きな差があり、ミャンマー派の自分としては肩身が狭い…

しかし、アートの世界でも、まだまだマイナーなミャンマーアートも、虎視眈々、今回のサザビーズ香港では、An Exploration
of the Land of the Pagodas(パゴダの土地の探検)と名打って、ミャンマー アートの現存・物故作家を15点も紹介してセールを敢行!

もちろん、その中の現存作家の代表選手は、我等がルン・ジゥェです。今も、ヤンゴンで88歳の彼は元気に創作活動を続けています(ご高齢なので、このところ水彩画が中心になっていますが)。

残念ながら、今回のサザビーズ香港のセールでは、他のミャンマーの現存作家は、落札価格は、全て日本円で50万円以下と、
まだなかなか競り上がる状況ではありませんでした。

ルン・ジゥェは、現存作家の最後を飾りました。今回の作品は、Flower Market と題して1995年制作、45×50.5cmの小さな作品です。ミン・ウィ・アンという作家が、直接ルン・ジゥェから譲ってもらったこの作品を、ミャンマーの個人コレクター
が購入し、オークションに出品したようです。

オークションには、エスティメート(落札予想価格)がついていますが、これは4万8千から6万8千香港ドルとなっています。
日本円で70万から95万円という感じでしょうか?ルン・ジゥェの作品の中では本当に小さい作品で、エスティメートも100
万円以下とお得感がありました。

さて、ロット254、ルン・ジゥェの番です。オークショニアにより競りが開始されると、まずは電話ビッドが上がり、会場で3人のパドルが上がりました。あっという間にエスティメート下限の4万8千香港ドルを突き抜け、電話と会場の1人が諦め、あとは会場2人の一騎打ちとなりました。

真ん中辺りに陣取る中華系に見える男性と、一番前に座っている女性の一騎討ちは、最後、女性のパドルが下りたところで終了、オークショニアがハンマーを打ちました。結果は、10万6250香港ドル(手数料込みの金額)での落札となりました。日本円で約150万円です。

あの小さな作品が150万円!! さすが20世紀後半以降のミャンマーを代表する作家ルン・ジゥェ。サザビーズ香港でも、ミャ
ンマー現存作家の中で見事に貫禄を見せてくれました。

しかし、インドネシアやベトナムの作家の作品群が、ガンガン上がって1000万円以上の落札が続出する中で、まだまだミャンマー
作家はこれからです。パゴダの国が羽ばたく日を夢見ながら、これからもミャンマーアートを紹介していきたいと思います。

シンワ資産形成アート投資サロンお申し込み

現代アートとビジネスを題材にアートの知識をチャージすると同時に資産形成となる投資のためのアートのご提案をいたします。




お問い合わせは以下のアドレスにお願い致します。
info@shinwa-investart.com