第8回 ルン・ジゥェ倶楽部レポート(2018年11月21日配信分)

ザ・ニュー・クラシックス(New Classics)

日本では秋が深まってくる11月半ばに入るとミャンマー連邦共和国のヤンゴンは、乾季の真っ只中に突入します。長い雨季を抜けて、人々の動きが活発になり、農作物の生産も一気に加速し始めます。

今回は、11月30日に喜寿の誕生日を迎えるルン・ジゥェの奥様であり、画家であるルン・ミャンミャ(Lun Myan Mya)さんの誕生日プレお祝いファミリー・ディナーに幸運にもジョインさせていただく機会を得ました。

喜寿といえば77歳、88歳のルン・ジゥェに比べて圧倒的に若い奥様は、見た目も77歳には見えない若さ。その秘訣は?と尋ねてみると、iPhoneで自分の作品を見せながら、「画家として絵を描くことが、若さを保つ秘訣ね」とお茶目にお話をされます。

この日のファミリー・ディナーは、日本レストランの鍋料理。奥様はあまり好きではない鍋料理にもかかわらず、ルン・ジゥェのたっての希望で、シーフード水炊き鍋のディナー。ルン・ジゥェは、2018年健康状態もよく、制作活動も復活し、食欲も旺盛です。

食事の途中に、来年、東京で2回目の個展をしないかという提案にも、快く、「今日は、グッドニュースを持ってきてくれたんだね!」と笑顔で快諾。モリモリとシーフードを頬張っておられました。

この日のディナーには、ルン・ジゥェご夫妻、その息子さんのルンシットご夫妻、そして、その大学生の娘さんと中学生の息子さん、ルン・ジゥェのお孫さんと家族全員が会しています。3代にわたるルン・ジゥェ・ファミリー6名が全て画家というアーティストファミリーです。
ミャンマーでは、11月は、仏教の暦上、親を敬う月として、親やお世話になっている目上の人達に、様々なイベントを開催します。誕生日当日でもないのに、ファミリー・ディナー、これもその一環だったようです。

仏教の教えの元、家族を大事にして、心から親を敬う、ミャンマーとはなんて素晴らしい国なのだろう、日本が昔失ったものがこの国にはある、なぜか、少し羨ましい気持ちになった瞬間でした。

元気一杯、気力満々のルン・ジゥェではありますが、足が悪いので補助と杖なしでは歩くのは大変です、食事を終え、ゆっくりですが、しっかりと自分で歩いて、車に乗り込み、レストランを去って行かれました。

さて、11月は、ミャンマー・ナショナル・ミュージアム(国立美術館)で、ザ・ニュー・クラシックスと題した70歳から90歳のミャンマーの油絵作家のグループ展覧会が開催されていました。

ミャンマー軍政権の反政府画家としてニューヨークのグッゲンハイム美術館にも収蔵されている72歳のアウン・ミンも、その中では若いアーティストに分類されるほどミャンマーのマスタークラスの展覧会です。

もちろん、この展覧会に、ルン・ジゥェはかかせません。国立美術館のキュレーターのキュレーションにより、12人の画家が選ばれ、その中で3番目に高齢のルン・ジゥェの作品は、5点も展示されていました。

なんと、その中にはルン・ジゥェの2018年の新作も含まれていました。お伺いすると、今年に入って、水彩画が中心だったルン・ジゥェも、健康が回復し気力も充実、油彩画も再開、88歳とは思えないほど気合の入った作品を制作されていました。

ルン・ジゥェのクリエーションは、まだまだ続きます!

この展覧会、ミャンマーを代表する有名な作家達のほとんどの作家が伝統的で写実的な作品である中で、ルン・ジゥェの強い印象派的なタッチの作品群と、赤と黒を基調としたアウン・ミンの抽象画は、この展覧会を特に強く惹き立たせていました。

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